日記だ。世界陸上が先月24日に閉幕してから二週間余、競技者と競技場による洗練された映像に目が慣れて、あまり映像を観られなくなっていた。
仕方がないので本を読んでいた。『映像のポエジア』(著:アンドレイ・タルコフスキー/訳:鴻 英良)、千葉雅也『現代思想入門』、『愚か者同盟(著:ジョン・ケネディ・トゥール/訳:木原善彦)、佐川恭一『サークルクラッシャー麻紀』『受賞第一作』『シン・サークルクラッシャー麻紀』、綿矢りさ『生のみ生のままで』、山下澄人『しんせかい』、アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』、それからルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』(訳:岸本佐知子)を読み直す。
おれは、いわゆる「積読」という愉楽のことがいまひとつわからないので買ってきた端から読んでしまうのだけれども、さきほど、あたらしい読むための物がなくなってしまったので近所の本屋に。こういった事態を避けるために「積読」しておくのだろうか。リチャード・ドーキンスの『神のいない世界の歩き方: 「科学的思考」入門』(訳:大田直子)を買ってきたので、それが特に楽しみ。
それにしても、近所のショッピングモール内にある本屋は朝から混雑していた。そのあと立ち寄ったユニクロはそれほどでもなかった。別の店で見かけたHanesの3枚組Tシャツは昔のように値引きされておらず、安さもあって長い間、肌着として愛用してきたものの、もうこれでなくても良いのでは、と思う。
この間、映画はタルコフスキー『ノスタルジア』と溝口『雨月物語』の二作のみ。なぜこの二作を観たのかはわからない。
音楽はCass McCombsの何作かを繰り返しと、Sam Prekop and John McEntire『Sons Of』など。
他に、近所で見かける、脚に紐が絡み付いてしまったハトのことなども書き記しておきたのだが、今日はやめておく。