2024年3月2日(土)

相変わらず不眠の日々である。
さて眠ろう、と処方されている睡眠薬を服用するも眠れず、意識にもやがかかったような状態でただ深夜を過ごすことになってしまう。
ようやっと眠れたかと思えば、早朝には目覚めてしまい、眠気はあるもののやはり眠れない。ただ眠い時間を過ごすだけの日々である。

よく、底まで落ちれば上を見るだけ、というような励ましの声を聞くが、ここ二三年、人生の底を感じている身としては、非常に楽観的な言葉に感じられる。
というのも、底に向かって転げ落ちている最中はそれなりに必死なのだ。下を見ている。そこに何があるのかわからない。身を守らなければならない。
その後、辿り着き、そこが底の実感が伴う。もう落ちようがないと思う。そこで初めて上を見上げるわけだけれども、その高さたるや。
本当の底は深い。走り続けている間は見向きもしなかった人生の積層をじっと見る。
上を見るだけ——それはやり直しなのだ。またその積層を復元せねばならない予感だけが漂う。

底まで落ちれば上を見るだけ——そこにほんとうの絶望があるようにも思うのだけれども、それは本当に励ましの言葉なのかどうか。

どうですか? そこ、底じゃないでしょう、まだ。